平和の鐘(終戦記念日)
正午ちょうどに長野県仏教会の依頼で平和の鐘を三打した。7月に蔵の整理をしていたら、一枚の写真が出てきました。昭和17年10月に行われた「梵鐘供養」の写真です。真金寺先々代了仁和尚様と兄の長松寺先々代義門和尚様です。戦後生まれの私には到底理解できないものでありますが、今まで世界の平和・人々の幸せを願い心を込めて打っていた鐘が、国難国策とはいえ人を傷つける道具の一部に代わることに「どんな思いでお経を挙げたのだろうか?・挙げることが本当に出来たのだろうか?」考えてしまった。当時の総代様もきっと表情には表すことが出来なかったと思いますが、悔しい思いであったことと推察できます。現在でも世界中で戦争・紛争が絶え間なく繰り広げられています。世界の指導者は国益ばかり考えず、先ず「世界のへいわを目指してほしい」と強い思いで鐘を三打した。