檀信徒の皆様へお知らせ
年明けより愈々本堂本体工事が始まります。工事期間中は何かとご不便をおかけ致しますが、ご理解ご協力のほどお願い申し上げます。本堂周りは防音防塵及び安全対策により足場と囲いが組まれています。そのため下の駐車場から直接石段をあがり庫裡の玄関へ行くことができません。車でお越しの方は鐘撞堂までお上りいただき、案内板により庫裡玄関よりお入り願います。舗装されてない駐車場は、建設事務所並びに機材や運搬車両が常駐しているため入ることが出来ません。お墓参りの方は水場周辺に駐車願います。
-
山門に続く石段
工事中は安全第一のため立ち入りが規制されています。本堂へ行くには「ぐるっと」お回り願います。
-
鐘撞堂前
ここまで車で来ていただき、案内板にて玄関へお進みください。
-
玄関への案内板
ここを登り玄関へ進んで下さい。足場が悪いので充分注意してください。
-
墓地横の駐車場も
舗装されていない駐車場も、工事事務所・資材置き場になっており安全を期して立ち入り禁止です。
-
駐車場からの景色
本堂全面の屋根が剥がされ、屋根裏の骨組みが見えます。
-
仮本堂
大会議室を本堂に見立て、法事・葬儀や会議を行います。
本堂工事車両の通行及び行程表
明治3年の移築以来150年もの間、地域を見守ってきた本堂の様相が変わります。檀信徒皆様方のご理解ご協力、 そして多大な浄財をご寄付を頂いたことに感謝申し上げます。これから2ヶ年という長い期間の工事でありますが、日に日に情景が変わっていく様子を是非間近で見ていただきたいと思います。
3月22日午後 北野・松田建設共同体様より工事車両の詳細通行区域と本堂建設工事工程表が提示されました。ホームページ上では見にくいかと思いますが、間もなく回覧にて赤羽区内に回りますので見ていただければと思います。4月中は本堂建設に関わる付帯工事で5月7日から取り壊し、6月30日地鎮祭 令和7年1月17日上棟 8月29日竣工予定です。4月からは大型工作機械も入りますので、通行・騒音等ご迷惑をおかけいたしますが、何卒宜しくお願い申し上げます。
真金寺住職 山﨑寿彦


「夜明け前に思う」
皆さまもよくご存じの島崎藤村に『夜明け前』という有名な小説があります。諸国を遍歴してきた松雲和尚が、木曽馬篭の万福寺を 継ぐために遠方からやってくる場面であります。新住職はその寺の前まできますと、境内は大変小さくまた荒れている様子で、そのとき次の言葉を思いうかべたということが書かれています。 それは、「寺に大地小地なく、住持に大地小地あり」という言葉であります 。地は地面の地と書き、「だいち」でなく「だいじ」と読みます。この地は土地を意味するのではなく、菩薩の位を意味しますが、要するに寺には大きい小さい(あるいは高い低い)の位や格はなく、住職にこそ大きい小さいの器があるという意味であ ります。 そして新住職はこの言葉を思い出して、自分を励ましたと書いてあります。 私も多くの方々に支えられながら、歴代住職の法灯を消さぬよう頑張ります。 真金寺二十三世俊嶽寿彦(しゅんがくじゅげん)謹白
「一生真似たら本物だ」
43年前の話になります。当時私が永平寺の修行僧であり、今は亡き宮崎禅師様が監院(かんにん 寺の一切の事務を監視する)のお役に就いておられた頃行者(あんじゃ 付人)として、一年間お勤めをさせていただきました。いつも私達雲水(修行僧)に対しお示ししてくださった事は、「ものを習う時、我をはってはならない。芸事、スポーツ、勉強、また人生の知恵であれ、仏道修行であれ知ったかぶりや慢心があっては習う事は出来ない。書道を例にとるなら、先生の書を真似しぬいてやっと基本が出来る。その上で、はじめて自分独自の味や形がでてくるものである。自分勝手に書いていたら、基本も身につかず伝統を受けつぐこともできない。伝統とは、先輩たちが積み重ねてきた遺産である。」と
「一日の真似は一日の真似、三日の真似は三日の真似、一生真似たら本物だ!」
2008年1月5日、106歳(数え108歳)にて遷化 大本山永平寺第七十八世宮崎奕保(えきほ)禅師様のお言葉。
仏道修行を一生真似るのは私にはとても無理です!